在アゼルバイジャン日本国大使館のホームページにようこそ。
駐アゼルバイジャン日本国大使の髙橋二雄です。2013年11月20日に当地へ着任いたしました。
アゼルバイジャンは,1991年の独立後,非常に困難な時期があったものの,カスピ海沖のアゼリ・チラグ・グナシリ(ACG)油田開発等を追い風に90年代後半から急速な経済発展を遂げています。私もこれまでに当地を何度か訪れたことがありますが,訪れる度に大きく発展した姿を見せてくれる首都バクーの街並みに強い感銘を受けています。
また,アゼルバイジャンは経済面だけではなく,政治面においても,2012-13年任期の国連安保理非常任理事国を務めるなど,国際社会において存在感を高めてきており,そのような活発で成長著しい当地で大使として勤務できることをとても名誉に感じます。
我が国は,アゼルバイジャンの独立以来,同国の国造りと経済発展を支援すべく有償資金協力(円借款),無償資金協力,技術協力,草の根・人間の安全保障無償資金協力等の幅広い分野において協力を実施してきており,同国との間で極めて良好な関係を築いてきました。
また,豊富な資源国であるアゼルバイジャンの油田開発やパイプライン運営には我が国企業が参加していますが,その他の分野においても日・アゼルバイジャン両国の企業関係者の関心も年々高まっており,今後の経済関係の更なる発展を予感させます。
2012年に外交関係樹立20周年の節目を迎えましたが,これを祝した両国首脳間のメッセージ交換において両国首脳は,現在の極めて良好な日・アゼルバイジャン関係を一層強化・発展させていく決意を表明しました。
私は任期中,この目標の実現のため全力を尽くす所存です。そのためにも,これまで行われてきた経済協力に加え,今後は教育や文化といった分野における交流にもますます力を入れ,政治,経済を含めたあらゆる分野での関係発展に努めていきたいと考えています。