<開発協力一般>
(1)円借款(約1011.62億円)
-セヴェルナヤ・ガス火力複合発電所改修フェーズ1(1998年,206.99億円)
-セヴェルナヤ・ガス火力複合発電所改修フェーズ2(1999年,183.32億円)
-シマルガス火力複合発電所第2号機建設計画(2005年,292.80億円)
-地方都市上下水道整備計画(2009年,328.51億円)
(2) 草の根・人間の安全保障無償資金協力(199件,約17億円)
地方を中心に教育,医療,水供給など一般市民に直接かかわる事業を年間10件以上、実施しています。
① 概要
草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下、草の根無償)は、開発途上国における経済社会開発を目的とし、在外公館が中心となって資金協力を行なうスキームで、1989年度より導入された制度です。
外務省 草の根・人間の安全保障 (他のサイトにリンクします。)
現地で活動する非営利団体や地方自治体が実施する、具体的かつ小規模なプロジェクトに対して無償資金協力を行うもので、草の根レベルに直接裨益する、きめ細かい迅速な援助が特徴です。
② アゼルバイジャンにおける草の根無償の実績
アゼルバイジャンに対する草の根無償は、2000年度に開始され、これまでに、貧困地域を中心に、基礎教育分野、医療保健分野、民生環境分野などアゼルバイジャン国内で199件、金額にして総額約17億3千万円相当のプロジェクトが実施されています。日本の支援は地域の人々に直接裨益し、大変喜ばれています。
年度 | 西暦 | 草の根無償件数 | 草の根無償総額 |
H12 | 2000 | 3 | ¥18,980,325 |
H13 | 2001 | 12 | ¥84,407,164 |
H14 | 2002 | 21 | ¥125,540,196 |
H15 | 2003 | 24 | ¥181,329,698 |
H16 | 2004 | 5 | ¥44,065,230 |
H17 | 2005 | 7 | ¥69,288,706 |
H18 | 2006 | 16 | ¥143,713,698 |
H19 | 2007 | 13 | ¥119,193,132 |
H20 | 2008 | 14 | ¥137,108,776 |
H21 | 2009 | 14 | ¥136,149,314 |
H22 | 2010 | 14 | ¥120,276,854 |
H23 | 2011 | 11 | ¥102,515,261 |
H24 | 2012 | 12 | ¥116,897,418 |
H25 | 2013 | 16 | ¥157,811,542 |
H26 | 2014 | 17 | ¥171,471,847 |
合計 | 199 | ¥1,728,749,161 |
【分野ごとの案件数】
・教育研究分野(学校建設、教育機材供与等)・・・76件
・医療保健分野(病院改修、診療所建設、医療機材供与等)・・・60件
・民生環境分野(井戸建設、給水設備整備、ごみ処理施設建設等)・・・50件
・農林水産分野(灌漑設備整備等) ・・・9件
・その他(地雷撤去、地雷対策等) ・・・ 4件
⑤ 平成25年度草の根人間の安全保障無償資金協力案件
⑥ 平成26年度草の根人間の安全保障無償資金協力案件
5.ナヒチヴァン自治共和国ジュルファ地区アラジン村飲料水整備計画
(3)一般無償資金協力(約37.94億円)
-母子病院医療機材整備計画(1999年,5.07億円)
-主要道路修復用機材整備計画(2001年,3.72億円)
-リハビリテーション・センター機材整備計画(2002年,4.12億円)
-土地改良・灌漑機材整備計画(2004年,6.24億円)
-バクー市ムシュビク変電所改修計画(2006年,8.80億円)
-バクー市緊急医療機材整備計画(2008年,2.22億円)
-第2次土地改良・灌漑機材整備計画(2013年,7.77億円)
(4)食糧増産援助(2KR)(9件,31.8億円)
実施年:1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2004年、2008年、2011年
(5)ノン・プロジェクト無償(1件,3.0億円)
実施年:1996年
(6)文化無償資金協力(5件,2.32億円)(他のサイトにリンクします。)
開発途上国では、経済・社会の発展とともに、その国の固有の文化の維持・振興に対する関心が高まる傾向があり、多くの国で経済・社会インフラ整備だけでなく文化の側面も含めた国造りの努力がなされています。 文化に関する無償資金協力は、こうした各国の努力に対する支援を通じて、わが国とこれら諸国の相互理解及び友好親善を深め、またわが国の文化に関する知見を広めるために行われています。
わが国のアゼルバイジャンにおける過去の支援実績は以下のとおりです。
-青年スポーツ省スポーツ機材に関する支援(1998年、0.49億円)
-国立交響楽団に対する楽器支援(2000年、0.47億円)
-バクー国立大学に対するLL機材供与支援(2002年、0.37億円)
-国立オペラ・バレー劇場に対する照明機材支援(2003年、0.42億円)
-ビュルビュル音楽学校に対する楽器及び音響機材供与(2003年、0.07億円)
-アゼルバイジャン国立図書館に対するマイクロフィルム及び視聴覚機材支援(2004年、0.50億円)
実施年:2003年、2005年、2006年、2007年(2件)、2009年、2017年
(8)技術協力(JICA実績のみ,2012年度まで)
-研修員受入(約4人)
-専門家派遣(19人)
-調査団派遣(343人)
-開発調査(マスタープラン作成4件,プロジェクト形成調査10件)
(9)国際機関を通じた支援(5268万ドル)
-WFP経由食糧支援(6件,479万ドル)
-ICRC経由緊急支援(1件,144万ドル)
-UNHCR/ADB経由人道支援(1件,266万ドル)
-世界銀行基金(42件,3421万ドル)
-アジア開発銀行基金(11件,958万ドル)