大使よりご挨拶



 このたびアゼルバイジャン常駐の特命全権大使として着任しました香取照幸です。どうぞよろしくお願いします。
 アゼルバイジャンは欧州とアジアをつなぐコーカサス地域に位置し,地政学的に重要であるだけでなく,石油や天然ガスといった資源が豊富なことから,我が国にとって重要な国です。近年,石油や天然ガスといったエネルギー資源の国際価格が低迷を続けており,アゼルバイジャンにとっては経済的に正念場を迎えておりますが,その中にあって,日・アゼルバイジャン関係は着実な進展を遂げています。
 政治・経済分野では,この2月に9回目となる日本アゼルバイジャン経済合同会議がバクーで開催され,我が国の経済界の代表がアゼルバイジャンの経済関係者と活発な議論を行いました。また,この経済合同会議に合わせて,松村祥史経済産業副大臣がバクーを訪問し,アリエフ大統領をはじめとするアゼル政府要人と会談を行い,ハイ・レベルの相互訪問に新たな一ページを加えました。 
 開発協力分野では,我が国はアゼルバイジャンの独立以来,国造りと経済発展を支援すべく有償資金協力(円借款),無償資金協力,技術協力,草の根・人間の安全保障無償資金協力等の幅広い分野において協力を実施してきており,本年も12件の草の根,草の根文化無償に関する署名が行われました。このような日本政府の対応はアゼルバイジャン政府から高く評価されています。
 文化交流の分野では,アゼルバイジャンの皆様に我が国及び我が国の文化についてより良く知ってもらうために,当館は,これまでバクー,ギャンジャ,シェキ,そして静岡県伊東市と友好交流を行っているイスマイリにおいて,伝統音楽や日本映画などの日本文化を紹介する事業を行っており,最近では1月にバクー日本映画祭,2月にはギャンジャ市第2回大使杯柔道大会が開催されました。
  このように,これまで両国の多くの関係者が尽力して築いてきた今日の良好な日本・アゼルバイジャン関係を,今後さらに幅広く,さらに強化し発展させるよう,自分も尽力していく所存です。 
  
                                                                        駐アゼルバイジャン日本国特命全権大使 香取照幸