開発協力

アゼルバイジャンにおける日本の開発協力の概要

開発協力一般
  • アゼルバイジャンでは,2008年に策定された「貧困削減・持続的発展計画」(2008年~2015年)や「地域社会発展国家プログラム」(2014年~2018年)に基づき,非石油分野の産業育成、インフラ整備、教育等人材育成分野の強化といった経済開発、社会政策が実施されています。
  •  我が国は,これまで2002年11月に実施された日アゼルバイジャン経済協力政策協議の結果を踏まえ,経済インフラ整備,社会セクター,人づくりを重点分野として対アゼルバイジャン開発協力を展開してきました。また,2005年10月に実施された「コーカサスJICA重点分野協議」においては,雇用拡大と所得向上,公共サービスの質とアクセスの向上を新たな重点分野に加えることでアゼルバイジャン側と合意しました。現在はこれらの合意や2014年に確定した対アゼルバイジャン国別援助方針に基づき、経済インフラ整備、社会サービスの改善を重点分野として、アゼルバイジャンの持続的な経済成長の達成と格差の是正に向けた案件を形成し、実施しています。
          国別援助方針
          事業展開計画
  •  現在までに実施した二国間開発協力の総額は約1126億円(コミットメント・ベースを含む。)であり,その内訳は以下の通りです。


(1)円借款(1011.62億円)
 -セヴェルナヤ・ガス火力複合発電所改修フェーズ1(1998年,206.99億円)
 -セヴェルナヤ・ガス火力複合発電所改修フェーズ2(1999年,183.32億円)
 -シマルガス火力複合発電所第2号機建設計画(2005年,292.80億円)
 -地方都市上下水道整備計画(2009年,328.51億円)
 
(2) 草の根・人間の安全保障無償資金協力(234件,約20億7千万円)
アゼルバイジャンにおける草の根無償は、2000年度に開始され、これまでに、貧困地域を中心に、基礎教育分野、医療保健分野、民生環境分野など234件、金額にして総額約20億7千万円相当のプロジェクトが実施されています。草の根無償による支援は地域の人々が直接裨益することから、大変歓迎されています。
 
年度 西暦 草の根無償件数 草の根無償総額
H12 2000 3 ¥18,980,325
H13 2001 12 ¥84,407,164
H14 2002 21 ¥125,540,196
H15 2003 24 ¥181,329,698
H16 2004 5 ¥44,065,230
H17 2005 7 ¥69,288,706
H18 2006 16 ¥143,713,698
H19 2007 13 ¥119,193,132
H20 2008 14 ¥137,108,776
H21 2009 14 ¥136,149,314
H22 2010 14 ¥120,276,854
H23 2011 11 ¥102,515,261
H24 2012 12 ¥116,897,418
H25 2013 16 ¥157,811,542
H26 2014 17 ¥171,471,847
H27 2015 12 ¥119,474,740
H28 2016 11 ¥109,507,680
H29 2017 12 ¥113,278,777
合計   234  ¥2,070,507,246
 
 
【分野ごとの案件数】
・教育研究分野(学校建設、教育機材供与等)・・・82件
・医療保健分野(病院改修、診療所建設、医療機材供与等)・・・72件
・民生環境分野(井戸建設、給水設備整備、ごみ処理施設建設等)・・・66件
・農林水産分野(灌漑設備整備等)・・・10件
・その他(地雷撤去、地雷対策等)・・・ 4件
 
平成25年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(16件)
平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(17件)
平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(12件)
・平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(11件)
平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(12件)

(3)一般無償資金協力(7件、37.94億円)
 -母子病院医療機材整備計画(1999年,5.07億円)
 -主要道路修復用機材整備計画(2001年,3.72億円)
 -リハビリテーション・センター機材整備計画(2002年,4.12億円)
 -土地改良・灌漑機材整備計画(2004年,6.24億円)
 -バクー市ムシュビク変電所改修計画(2006年,8.80億円)
 -バクー市緊急医療機材整備計画(2008年,2.22億円)
 -第2次土地改良・灌漑機材整備計画(2013年,7.77億円)
 
(4)食糧増産援助(2KR)(9件,31.8億円)
実施年:1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2004年、2008年、2011年
 
(5)ノン・プロジェクト無償(1件,3.0億円)
実施年:1996年
 
(6)中小企業ノン・プロジェクト無償(1件,1億円)
実施年:2015年
 
(7)文化無償資金協力(5件,2.25億円)http://www.az.emb-japan.go.jp/images/icon-link.png(他のサイトにリンクします。)
開発途上国では、経済・社会の発展とともに、その国の固有の文化の維持・振興に対する関心が高まる傾向があり、多くの国で経済・社会インフラ整備だけでなく文化の側面も含めた国造りの努力がなされています。 文化に関する無償資金協力は、こうした各国の努力に対する支援を通じて、わが国とこれら諸国の相互理解及び友好親善を深め、またわが国の文化に関する知見を広めるために行われています。
わが国のアゼルバイジャンにおける過去の支援実績は以下のとおりです。
-青年スポーツ省スポーツ機材に関する支援(1998年、0.49億円)
-国立交響楽団に対する楽器支援(2000年、0.47億円)
-バクー国立大学に対するLL機材供与支援(2002年、0.37億円)
-国立オペラ・バレー劇場に対する照明機材支援(2003年、0.42億円)
-アゼルバイジャン国立図書館に対するマイクロフィルム及び視聴覚機材支援(2004年、0.50億円)

(8) 草の根文化無償資金協力(8件,約7145万円)http://www.az.emb-japan.go.jp/images/icon-link.png
実施年:2003年、2005年、2006年、2007年(2件)、2009年、2015年、2017年
 
(9)技術協力(JICA実績のみ,2016年度まで)
 -研修員受入(547人)
 -専門家派遣(9人)
 -調査団派遣(388人)
 -開発調査(マスタープラン作成4件,プロジェクト形成調査10件)
 
10)国際機関を通じた支援(5268万ドル)
 -WFP経由食糧支援(6件,479万ドル)
 -ICRC経由緊急支援(1件,144万ドル)
 -UNHCR/ADB経由人道支援(1件,266万ドル)
 -世界銀行基金(42件,3421万ドル)
 -アジア開発銀行基金(11件,958万ドル)