バクー日本映画祭のお知らせ

平成29年1月19日
日時:2017年1月27日(金)~29日(日)

場所:Landmark映画館
(住所:Nizami küçəsi 90 A, Bakı AZ1010, Landmark ,- 1 –ci mərtəbə)

※入場は無料(当日先着順)です。
定員を超えた場合は入場をお断りする場合もございます。
※映画は日本語音声,英語又はアゼルバイジャン語字幕です。

上映プログラム

1月27日(金)
19:00 映画上映(1)きみはいい子(英語字幕,121分) 
※招待客優先

1月28日(土)
13:00 映画上映(2)きみはいい子(アゼル語字幕,121分)
16:00 映画上映(3)手紙(アゼル語字幕,121分)
19:00 映画上映(4)ぐるりのこと (アゼル語字幕,142分)

1月29日(日)
13:00 映画上映(5)ペコロスの母に会いに行く (アゼル語字幕,113分)
16:00 映画上映(6)手紙(アゼル語字幕,121分)
19:00 映画上映(7)海炭市叙景 (アゼル語字幕,152分)

作品詳細

1. ペコロスの母に会いに行く
監督:森﨑東
制作:2013年,113分

バツイチのゆういちは漫画や音楽活動に精を出す会社員。母・みつえが認知症を患い,ゆういちは悩みながらも介護施設に預けることに。施設で個性豊かな面々と過ごすなか,みつえの記憶は少しずつ過去に遡っていく。

                                                          

2.  きみはいい子
監督:呉美保
制作:2015年,121分
 
岡野は,桜ヶ丘小学校4年2組を受けもつ新米教師。まじめだが優柔不断で,問題に真っ正面から向き合えない性格ゆえか,児童たちはなかなか岡野の言うことをきいてくれず,恋人との仲もあいまいだ。
雅美は,夫が海外に単身赴任中のため3歳の娘・あやねとふたり暮らし。ママ友らに見せる笑顔の陰で,雅美は自宅でたびたびあやねに手をあげ,自身も幼い頃親に暴力を振るわれていた過去をもっている。
あきこは,小学校へと続く坂道の家にひとりで暮らす老人。買い物に行ったスーパーでお金を払わずに店を出たことを店員の櫻井にとがめられ,認知症が始まったのかと不安な日々をすごしている。
とあるひとつの町で,それぞれに暮らす彼らはさまざまな局面で交差しながら,思いがけない「出会い」と「気づき」によって,新たな一歩を踏み出すことになる―。

                                                                              

3. 手紙
監督:生野慈朗
制作:2006年,121分

家族の中に殺人犯が出たらどうなるか。大好きだった兄の犯した罪により,人生の辛苦を味わい尽くした青年が,手紙に託した思いを通じて立ち直り,それでも人生を愛し,人生に立ち向かおうとする感動の物語である。

                                                      

4. ぐるりのこと
監督:橋口亮輔
制作:2003年,142分

出版社に勤務する几帳面な性格の翔子は,流れに任せて生きる“自由人”のカナオと結婚する。先輩の勧めで裁判の模様をスケッチしてマスコミに提供する法廷画家の仕事を引き受けるカナオだが,そこでは小学児童殺傷事件やカルト集団が引き起こした無差別大量殺人などの陰惨な事件についてのやり取りが展開されるのだった。生まれたばかりの最初の子供を亡くしたことをきっかけに少しずつ精神が不安定になる翔子と,そんな彼女に戸惑いつつ何とか受けとめようとするカナオ。物語は二人がようやくたどり着いた幸福を暗示して終わる。
 
                                             

5. 海炭市叙景
監督:熊切和嘉
制作:2010年,152分

路面電車の走る地方都市を舞台に悲喜こもごもの人間模様を描く。リストラされた兄は,妹と初日の出を見るために山を登ることに。一方,家業のガス屋を継いだ晴夫は,新たに始めた事業が振るわず,苛立ちをつのらせていく。