富士メガネ社がアゼルバイジャン保健省に検査機器・眼鏡等を寄贈

令和7年8月15日
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2025年8月14日(木曜日)、富士メガネ(本社:札幌市)の金井昭雄会長・社長が渡辺大使とともにアゼルバイジャン保健省を訪問し、ゼイナロフ保健副大臣と会談しました。同社は、これまで17回、約20年近くにわたって、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とのパートナーシップの下、ナゴルノ・カラバフ紛争によるアゼルバイジャンの国内避難民等を対象に、視力測定及び眼鏡の無償供与を行う支援活動を実施し、延べ40,000人に74,000本の眼鏡を寄贈してきました。
富士メガネ社は今回、アゼルバイジャンでの活動終了に際し、視力検査機器、テストレンズ及びテストフレーム、さらに1,500本の眼鏡をアゼルバイジャン側に寄贈することを決定し、会談に合わせて、双方による引渡し合意書への署名・交換が行われました。寄贈された機材等と眼鏡は今後、オプトメトリストを目指す学生の実習や大学病院等で活用されるということです。
ゼイナロフ副大臣は会談の中で、アゼルバイジャン独立後の保健・医療分野の発展の歩みと今後の課題等について言及しつつ、富士メガネ社によるこれまでの継続的な活動と支援への謝意を伝えました。同席した渡辺大使は、富士メガネ社の同活動の人道支援としての意義に触れつつ、アゼルバイジャン政府によるこれまでの協力に感謝する旨を述べました。
このほか、ゼイナロフ副大臣からは、保健・医療分野におけるデジタル化に関し日本の技術や経験に学びたいとの発言があり、渡辺大使から、保健・医療の充実は国民生活を支える基盤であり、デジタルの活用における今後の協力の在り方を考えていきたいと応じました。
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